データ入稿の解説~一般サイズ名刺編①~

「データ入稿って何?」という方のために、なかなか触れることはない印刷業界の『事情』にも一部触れながら一般サイズの名刺について解説させていただきます。

 

「データ入稿」とは?

印刷したいもののデザインが決定し、印刷できる状態のデータとして全ての処理が済んだものを入稿することです。

この場合、データの種類(ファイルの種類)は多くが

●イラストレーターというプログラムで作成された「ai」

●イラストレーター・インデザイン・フォトショップなどのプログラムから作成され変換の際に「PDF」として保管されたもの

以上の二つの種類が代表的です。

(内容によってはワードやエクセルなどのデータを受けられている業者さんもあります。)

こういったプログラムは元々デザインや印刷などの仕事において専門で使用されてきたもので、個人でも使用する人が増えてきたのは歴史的に見ればインターネットが一般に普及した後と言えます。そんなに長い時間は経っていません。

そのためまだ個人への普及率が低いため、作れないという方が多いのも事実です。

なぜこういうプログラムが推奨されるかというと、印刷用に使用されている色の設定が標準装備としてついていること。また現在のように「印刷通販」としてデザイン印刷が一般に公開される前、一部の専門者のみで使用されていた環境がそのプログラム使用が多かったため、それが引き継がれている状態があります。

この部分においては各業者もそうですが、弊社としてもより簡単にデータを作れるシステムを開発・研究をしているところです。少しでも早く開発できるように努めています。しかし、やはりどうしても時間を必要とする部分ですので、現在データを作れないお客様には『データ代行作成サービス』をご準備しています。

データをお作りになれない場合もこのサービスにて、印刷製品を作成できますのでご利用いただけると幸いです。

「データ入稿」のデータの作り方

こちらはテンプレートを利用して作っていただくのをお勧めしております。

なぜか?

「ガイド線」が引いてあるので、サイズはその線に合わせてデザインを配置するだけだからです。

テンプレートの中はこのようになっています。

上部に注意点が書いてあり、下にデザインを配置するようになっています。

テンプレートを使用しない場合はこの上部に書いてある部分に注意しながら、サイズを調整してください。

上部に注意書きがありますが、解説をしてみます。

①データサイズについて

デザインは外側の水色のラインまで配置してください。

なぜ余白のサイズが決まっているのか?

①紙を重ねて裁断するので、その際のズレからデザインを守るための保険として。

②少しでも安く早くお届けするための解決方法として。

主な観点では以上の2点となります。

裁断するとき、印刷した紙を1枚1枚裁断すると一日の注文量からご希望にそう納期では間に合わなくなってしまう現状がございます。

そのため仕上がった印刷物を重ねて、ご希望のサイズに裁断をしています。

1枚の場合大変薄く弾力や厚みを意識しない紙ですが、重なるとその厚さは増し裁断する際、刃は紙の弾力の影響をわずかながらではありますが受けることになります。

この場合、仕上がり線ぎりぎりに配置していると二枚目三枚目の場合上の紙のへこみ方と異なることがイメージされますでしょうか?

はさみで、何重にも重ねた紙を切るとき一番上の紙と一番下の紙でわずかなズレが出るかと思います。

技術が発達し裁断する刃はそのような影響を計算して裁断できるようになってきましたが、厳密に見れば0.01mmなどの誤差が出ることがあります。

そしてその差は、重ねる紙の位置によっても変わります。

そういったズレが現状の技術では0にできない事実があり、そのズレからデザインを守るための保険のような役割に余白部分がなります。

②について

弊社では、1日に何千件というご注文を受けそれぞれのデータを確認し、既製品ではなく、お客様のデザインの仕様に合わせた印刷となるため製作仕様が多様で複雑になる部分があります。

そのためご注文内容に沿って名刺・チラシ・ステッカー・ポスター・封筒などの印刷物を規格化し、一つの版に複数のデータを入れて印刷する方法「付け合わせ印刷」を弊社では導入しております。

こうすることで素材となる紙の無駄をなくし、原価を抑えることが可能になります。この紙の無駄を抑えるために配置する際、余白部分のサイズが違うとデータの調整という作業が必要になり、その分時間がかかってきます。

その時間をできるだけ早くするために、担当人数を増やすと人件費の増加に伴い、価格を下げることができなくなります。

また同じ規格に沿ってデータを入稿していただけると、確認作業が少なくなりその分製品を早くお届けできることが可能になります。

より早くより安くできる方法を合わせて開発検討中ですが、そちらができるまでこういったご協力をいただくことで、より親しみやすい価格や納期へ挑戦させていただけますのでご了承いただけますと幸いです。

【②へ続く】

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